コレクション: 幸せを運ぶピンクのゾウさん

インドの神話で象は世界を支える存在として描かれ仏教でも縁起のいい動物とされ古くから重んじられてきました。昔から象は神聖な動物であり仏教では雨を司る動物=ゾウ(豊穣の象徴)と考えられています。「象の大地」とも呼ばれる、東北タイにあるスリンという町では象は人生の伴侶であり「幸運・地位・強さ・多い・大きい」事を意味します。また夢の中に象が出てくると東北タイの人々は「大きな仕事が来る、仕事が成功する」と信じています。
妊婦の人が象の夢を見たならば☆それは大変おめでたい事で「生まれてくる子供は宿善を備えていて、偉い人になって一族に繁栄をもたらしてくれる」とも言われています。
ゾウはその大きさや「温和さ・強さ・賢さ」等のイメージから、様々なシンボルに使われており 例えばアメリカの二大政党の一つである共和党はゾウを党のシンボルマークに使用しています。また ガーナの二大政党の一つである新愛国党も「偉大さ・賢さ・愛情深さ」等プラスのイメージを持つゾウを党のシンボルマークとして使用しています。
今回ご紹介するのは そんな縁起のいい象の中でも珍しい「ピンク色のゾウ」にまつわる話です。
象がピンク色?と思うかもしれませんが、海外でピンクのゾウと言えば 英語の表現に「ピンクの象が見える」で,どうしようもないほどお酒に酔っている状態を表している。というのもありますが
タイでは☆夢が叶うとされている「ピンクの象・ガネーシャ」。
日本では、以前 大分県信用保証協会が「ピンクの象は幸せを運ぶ象という言い伝えがある」としてマスコットにしていたり ,英BBCがアフリカ南部のボツワナで珍しいピンク色のアフリカゾウが見つかったと報じたり, 本や絵本などにも出てくるほど話題も多いのですが ,古代インドでは象は神聖なものと考えられ 特に突然変異(先天的にメラニンが欠乏するアルビノ)でできるピンクの象は幸せを運ぶ象として珍重がられたという言い伝えがあるそうです。